防災グッズの選び方

【防災グッズを揃えよう!】

でも、いざ買おうとすると
 
「何から優先的に揃えればいいの?」
「重すぎて運べない!最適な量は?」
など、いろいろと迷いますね。
 
そこで
防災グッズの選び方
まとめました。
ご家庭の備えに、どうぞお役立てください。

【震災前:予防グッズ】事前の予防策で、命を守ろう

大地震の直撃に備える最大のポイント。それは、とにかく怪我を防ぐことです。
1.家具の転倒を防ぐ
突っ張り棒、耐震マット、棚用の耐震金具などで家具を固定します。
リビング・子供部屋・寝室など、過ごす時間が長い部屋から優先的に対策しましょう。赤ちゃんやお年寄りなど、自分でとっさに身をかわせない家族が過ごす部屋は、特に念入りに。
 
2.窓ガラスや鏡の破片による怪我を防ぐ
窓ガラス・鏡には、ガラス飛散防止シートを貼ります。特に、寝室やお風呂場など無防備になりやすい場所や、玄関や庭に続く通路の安全を確保しましょう。

【震災直後:初動グッズ】無防備な就寝中、地震がおきたら

就寝中に地震が起こったとき、暗闇でも布団の中から手探りで防災セットをたぐり寄せられるようにしましょう。
  • 小さな袋にまとめ、揺れで飛ばされないよう、かならず手の届く範囲に紐などで固定しておくとよいでしょう。
 
小型の懐中電灯
必要なら乾電池も一緒に入れておきましょう。
ホイッスル・防犯ブザー
倒れた家具で身動きが取れない、ドアが歪んで部屋に閉じ込められてしまった場合に助けを呼びます。笛でもよいですが、吹けない状況に陥ることもあるため、ブザーも用意するのがよいでしょう。
スリッパ
割れたガラスや散乱した物から足元の安全を確保しましょう。床に置いたスリッパは揺れで飛んでしまいますので、かならず専用の一足を袋に入れておきましょう。旅行用の折り畳み式なら袋の中にコンパクトに収納できます。
軍手
倒れた家具や歪んだドアを動かすため、滑り止め付きのものがよいです。
ラジオ
必要なら乾電池も一緒に入れておきましょう。
予備の眼鏡
普段かけている眼鏡を枕元に置く人は多いですが、揺れで飛ばされると見つけられなくなります。予備の眼鏡を袋の中に入れておきましょう。
予備の持病薬
必須度の高い持病の薬は必ず持ち出せるように、一番身近な袋の中に入れておくと安心です。

【震災初日:緊急避難グッズ】必要最小限、持ち出すべき物

緊急避難用持ち出し袋には、避難時の安全を確保するための、命を守る必要最小限の道具だけを厳選して詰めましょう。
  • 両手を空けられるようリュック)に詰め、走って逃げられるよう重くし過ぎないことがポイントです(※注意:女性のリュックは性犯罪のターゲットとなることを避けるため、性別が分かりにくい色にしましょう)。重さの目安は、男性なら15kg、女性なら10kgまでです。
  • 二日目以降に再び自宅に取りに戻ることができそうな状態なら、まずは一日目を過ごす上で必要な分量があれば充分です。
  • 玄関などすぐに取り出せる場所で保管しましょう。
  • 豪雨の中を避難する可能性も想定して、中身が濡れてしまわないように中身をビニールやジップロックで保護することも忘れずに。
  • 前述の初動グッズも、この緊急避難グッズの一部として一緒に持ち出すとよいでしょう。
 
体の一部、生命の維持に必要な器具のスペアや薬
めがね、補聴器、入歯、杖、持病の薬など
懐中電灯
超寿命で衝撃に強いLEDライトや、両手を空けられるヘッドライトがよいでしょう。避難時に回しながら移動することは困難なので、手回し充電式より電池式がよいです。
ヘルメット・防災ずきん
頭を保護するのが何よりも大事です。ヘルメットや防災頭巾が無ければ、せめて帽子をかぶってください。
手袋・軍手
防寒だけでなく、ケガ防止になる丈夫なものがよいです。できれば頑丈な作業用手袋がおすすめです。
歩きやすい靴。がれきの散乱した場所を歩くことを想定し、釘など踏み抜き防止のインソールも用意すると、なおよいでしょう。
雨具
豪雨の中を避難することを考えて、傘よりレインコート・ポンチョがよいです。レインコートは防寒具代わりにもなります。濡れた体で寒さに晒されると体力が奪われるので、替えの下着を一組ビニールの圧縮袋に入れておくと、なおよいでしょう。
最小限の水・食料(1日分)
500mlのペットボトル2~3本、菓子類・ゼリー状等の携行食を少々持ちましょう。
ラジオ
軽くて小型のもの。電池式なら乾電池も持ちましょう。
地図(紙のもの)・コンパス
スマホの地図アプリ等は、災害時には電波が届かず使えなかったり、充電が切れたりして使えなくなります。また、災害時は景色が変わるので、地図とコンパスを持ちましょう。
スマホ・携帯の充電器
紙とペン
家族と離れてしまった場合、家や避難所でメモを貼り出すのにも使います。ボールペンだとインクが出ないことがあるので、シャープペンもあるとよいです。
トイレットペーパー
芯を抜いて潰しておくと、かさばりません。
携帯トイレ(目安は一人一日7回分)
女性用品
生理用品。
赤ちゃん用品
おむつ・ミルク・哺乳瓶。カイロで哺乳瓶を包むとミルクを温めることができます。小さなオモチャ・おしゃぶり・お菓子があると、避難所で泣きだしそうになった時に役立ちます。
ウェットティッシュ
マスク
粉塵から喉を守る、感染症を予防する、防寒に1~2枚入れておきましょう。また、埃の舞う中を避難することを想定し、防塵マスクや防塵ゴーグルがあれば更によいでしょう。
アルミシート
寒い時の保温、目隠し用のシート、雨除け等に。
防寒具
使い捨てカイロ(1~2枚)
洗面道具
旅行用でよいですが、できれば水なしで使えるものがよいでしょう。
救急・応急セット
ちょっとした怪我には絆創膏、止血や包帯代わりに三角巾があると重宝します。
ビニール袋
大・小数枚。避難時に頭から被るには透明の袋、着替えの際のポンチョ代わりなど目隠し用にするには透けない袋がよいでしょう。レジ袋は、横を切って開けばおむつカバーや三角巾の代わりにもなります。
現金
お札と小銭。公衆電話用に10円玉、自販機用に100円玉も入れておきましょう。
各種情報
免許証・健康保険証・預金通帳のコピー。家族の連絡先の一覧。
思い出の品
最優先ではないですが、大切な写真やビデオの類は定期的にUSBメモリやSDカードに保存して、一緒に袋に入れておくのも一案です(クラウド上に保存してあれば安心ですね)。

【震災2~3日目:非常用グッズ】支援が届くまでの3日間

災害発生から公的支援が始まるまでの72時間(三日間)、避難所もしくはインフラの止まった自宅での生活を想定して非常用グッズを準備しましょう。
  • 余裕があれば持ち出すというスタンスで、前述の緊急避難グッズとは別にまとめておきます。
  • 背中には緊急避難グッズのリュックを背負っているため、こちらは肩掛けのボストンバッグやキャリーで運ぶ想定となります。
  • 量があるので保管場所は玄関でなくてもよいですが、高温になる物置や車両は避けた方がよいでしょう。
 
非常用トイレ
一人当たり1日7回分が目安です。特にマンション住民には必須のアイテムです。凝固剤や消臭剤も一緒にあるとよいでしょう。
飲料水
飲料用としては一人当たり1日2L が目安です。これとは別に生活用水も備えておくと安心です。
食料
そのまま食べられる保存食がよいでしょう。食べなれない乾いた食品が続くと味気ないので、レトルト食品も用意しましょう。
着替え
必須ではありませんが、衛生面や精神面であると安心します。特に肌に直接触れるシャツや下着、各2着分程度を圧縮袋に入れて用意しましょう
生活用品
ラップ・食器・ガムテープ・ロープ・カッター・ティッシュボックスなど、あると便利です。災害後、遅くとも1週間程度で生活用品も手に入るようになってきますので、それまで間に合う分量でよいでしょう。
睡眠グッズ
アイマスク・耳栓・空気枕・エアマット・毛布など、避難所で就寝する場合に必要となります。
衛生用品
ウェットティッシュ・除菌スプレー・ドライシャンプー・歯磨きガム・マウスウォッシュ・頭を覆う帽子やバンダナなど。長期間お風呂に入れないときに、衛生面だけでなく精神面でも必要です。
女性用品
生理用品。サニタリーショーツもあるとなお安心です。
赤ちゃん用品
おむつ・ミルク・おやつ類。そのほか衛生用品や防寒着も忘れずに。
水タンク
給水車や貯水槽から水を受け取るのに必要です。かさばるポリタンクより、折り畳み式のものが省スペースでよいでしょう。水を入れた後は重くなりますので、運ぶためのキャリーカートがあると役に立ちます。

【震災4~7日目:備蓄グッズ】長期のインフラ停止には

首都直下や南海トラフでは、長期のインフラ停止生活を送ることを想定します。
  • 自宅の安全性が保たれていて、食料・飲料水や日用品の備蓄があれば、避難所より自宅で生活するほうが心身の負担は少なくすみます。
 
カセットコンロ・ボンベ
避難生活も長期化するにつれ、温かいものが食べたくなります。家庭にある食材を調理するための器具を用意しておきましょう。
 
食料品
日常備蓄(ローリングストック)として、水・食料をあと4日分用意しておきましょう。普段から食べられるものを少し多めに備蓄し、日常で消費しながら入れ替えていきます。栄養が偏りがちとなりますので、野菜・肉・魚のおかずや食材をバランスよく揃えましょう。特に不足しがちな野菜は乾燥野菜を備蓄するのが便利です。

いかがでしょうか。
各ご家庭の状況によって、防災グッズの最適な中身は異なります。上記を参考に、ぜひオリジナルの防災対策をご家族一緒に工夫してみてくださいね。