
やしゃごの朝子です。
内閣府主催の研修事業、シップ・フォー・ワールド・ユース・リーダーズ。今日は4回目の授業です。
昨日は横浜港から日本丸に乗って出航したばかり。船上研修2日目ということもあり、船酔いに悩まされる青年もちらほら出ましたが、みな頑張って出席してくれました。
さて、今日のテーマは、ヤル気を引き出すコミュニケーションのコツ。
企業であれば、お給料という対価があるから従業員は働きます。でも、ボランティア活動だと、ヤル気が高いのはリーダーのみで、他のメンバーとの間に温度差が・・・というのはよくある話。雇用契約関係があるわけでもないボランティア組織では、強制的にメンバーを活動させることも出来ず、そのうち組織が空中分裂なんていうことにもなりかねません。
リーダーには、自分の志を仲間と共有したり、仲間のヤル気を上手に引き出す能力が求められます。
そこで、今日の授業では「万国共通ヤル気のスイッチ」の押し方を、ストレスマネジメントの理論とともに伝授しました。人がストレスを感じるのはどういう条件のときなのか。それがわかれば、その条件をクリアするよう意識したコミュニケーションで、相手のヤル気はどんどん高まります。
ポイントは、その物事に取り組むだけの価値や意味がある、ということをいかに相手に伝えるか。
そもそも価値や意味が見いだせないことに対して、人は積極的に動こうとはしませんよね。
そのポイントを踏まえたうえで、各自の将来実行したいプロジェクトについて、プレゼンの練習をしてもらいました。
相手にうまく価値や意味が伝わったかどうか、お互いにフィードバックを返しながら、コミュニケーション・スキルを磨きあいます。
授業が終わってから青年達に感想を聞いたところ、一生使えると大好評!
理論自体はとても簡単ですが、ボランティア活動だけでなく、人生のあらゆる場面で活用できるライフスキルでもあるのです。