
やしゃごの朝子です。
ふたたびこの日が巡ってきました。
もう6年。まだ6年。
人によって、様々な想いがあることでしょう。
皆さんはいかがでしょうか。
私自身は「もう」も「まだ」も両方あるように感じています。
人生で初めて、あんなに揺れる地震を体験したこと。それをきっかけに、NGO業界に転職して震災支援業務に従事したこと。
同情より好感を持たれる東北に、という想いで「すまいる四郎」プロジェクトを立ち上げ、ソーシャルビジネスを開始したこと。
防災をテーマに講師活動をすることになったこと。
そんな、予想もしなかった人生展開を駆け抜けた月日はあっという間で、
「もう6年か~」と感じる一方、
「まだまだ、防災をテーマにやるべきこと&やりたいことが沢山あるな」と思っています。

東日本大震災以来、大勢の方々が感じてきた気持ち。
それを無駄にしないためのキーワードが「防災」。
そして「防災」という言葉には、実に多くの要素と可能性が含まれていると思うのです。なぜなら、防災とは、人と人とを繋ぐものだから。
一人では難しいことも、手を携えれば出来ることが沢山あります。その前提として、普段から周囲の人々との良質のお付き合いがあることがポイントになります。
普段から周囲の人々と信頼しあえる関係性をつくること。
それはしかし、「防災活動の目的」ではありません。
被災地で「防災力が機能した結果」として、発見された要素なのです。
つまり、人との繋がりにある潜在力の一つが、防災力。
ところで、誰かと信頼できる繋がりが機能している日常は、なによりも安心で楽しいものですよね。
そんな楽しさの延長線上に、もれなく防災力がついてくるのです。
そこで、【人との信頼できる良質な繋がり=防災力】だとすれば、
防災力は、自分や周囲を元気にするチカラ。
防災力は、地域や社会を活性化するチカラ。
防災力は、世界を幸せにするチカラ。
だからこそ、「防災」を大切なキーワードの一つとして、今後も活動していきたいと思っています。