多文化防災街歩き

やしゃごの朝子です。

 

今年9月3日に予定されている『しんじゅく防災フェスタ2017』。私は外国人来場者の皆さんをお世話する「語学ボランティア」さんたちのコーディネーター役として関わっています。

大勢のボランティアさんが、準備段階から関わってくださっています。この頼もしい助っ人の皆さんと当日のイベントを盛り上げることは勿論目標ではありますが、もっと大切なこと。それは、このイベントに関わる人たちが、準備段階から数々の研修を通じて、地域防災の担い手として育っていくことです。

 

そこで今日は、語学ボランティアさんを対象としたオリエンテーションを実施しました。午前中は「我が家の災害対応ワークショップ」。家庭内の備えについて話し合います。そして午後は「防災街歩き」。実際に街を歩きながら、街の特徴や現状を把握し、地域防災に必要なことを住民目線で考えます。

今日歩いたのは、新宿区の中でもひときわ異国情緒たっぷりな大久保地区。

 

住民の4割が外国人。

 

大久保小学校児童の過半数が外国人のため、保護者向けの学校だよりは5~7ヶ国語。

 

高齢者相談センターに来る相談の一割は外国人高齢者。

 

日本語学校多数。

 

…これだけでも、留学生のような単身者から家族まで、子供からお年寄りまで幅広い属性の外国人がいることがわかります。

 

 

街中いたるところに各国エスニック料理の飲食店が軒を連ね、食材を扱う商店では世界中の香辛料が手に入りそうです。イスラム教徒用のハラル食材を扱う商店も多くあります。

 

そんな街の一角に佇む雑居ビルの一室にはイスラム教のモスクが入居。至る所にある外国人向け不動産会社や、海外送金のお店…。

 

 

 

もはや外国人の存在感が圧倒的なこの街で、もともとそこに暮らしてきた住民とよりよく共生するには?

住人となった外国人だけでなく、そこに集まる観光客という「外部から訪問する通りすがりの人々」も視野に入れた、安心で安全な防災策とは?

 

 外国人住民の存在を自分とは違う世界の人々のこととせず、同じ地域に暮らす隣人達として共生のありかたに思いを巡らせてみることが、地域防災の担い手となる第一歩だと考えています。

 

そしてそれは、防災の文脈に限ったことではなく、地域の多様性を受容する共生社会を作り上げていく、だれにとっても寛容な社会の実現につながることになると信じています。

 

 

しんじゅく防災フェスタについて、くわしくはこちらをご覧ください。
http://bosai-festa.com/