やしゃごブログ 月別アーカイブ (2016年1月)


あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます

やしゃごの朝子です。

2015年は、仙台やしゃご屋としての活動を本格化させた年でした。開発したキャラクターのお披露目と同時に新聞やラジオに取材いただき、東北復興に向けた私の想いを多くの方々に聴いていただく機会にも恵まれました。

また、内閣府のグローバルユースリーダー育成事業、仙台で開かれた国連防災世界会議、企業研修等の場で、ファシリテーターとしてのお仕事に恵まれた一年でした。

 

お陰様で、多くのご指導・ご声援・素敵なご縁を沢山いただいた、感謝にあふれる一年でした。この場をお借りして、改めて皆様に御礼申し上げます。

さて、私の2016年は、内閣府の次世代グローバルリーダー事業のお仕事から始まります。

世界中の青年達と、45日間生活を共にする船上研修。防災の視点から、市民社会組織におけるリーダーシップが、いかにコミュニティのチカラを高めるかについて、そして一人一人が真のリーダーシップを発揮するために必要な資質等について議論する場をファシリテートします。

 

グローバル人材育成と、東北復興の活動。一見、海外・国内と正反対に向くベクトルのようですが、私にとっての共通項は、どんな組織・環境・文化・状況にあっても、人が尊厳を持って生きるために必要なリーダーシップとは何か、というテーマ。

今年も、そんな人生のテーマを胸に活動を広げていきたいと思いますので、引き続きご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

 

末筆ながら、2016年が皆様にとって一層素晴らしき毎日となりますようお祈り申し上げます。

次世代グローバルリーダー事業が始まりました

やしゃごの朝子です。

 

世界11カ国からなる約220名の青年達と、共に暮らす45日間が始まりました。

 

内閣府次世代グローバルリーダー事業の研修プログラム。私はワークショップのファシリテーターとして防災コースを担当しています。

 

今回は「防災 x 市民社会組織 x リーダーシップ」をキーワードに、全5回のセッションを展開する予定です。期間中は、都内だけでなく、インド・スリランカでも防災の専門機関を視察してきます。

 

コミュニティの防災力を高めるには、何が大切か?そのためにどうしたらいいか?

 

青年達が持ち寄る取り組み事例から互いに学びあったり、ディスカッションで知恵を出し合ったり、専門機関からお話を伺うなど、盛り沢山の内容を予定しています。

 

国や地域によって、災害の種類も取り組みも様々でしょうが、各人がコミュニティに戻ってリーダーシップを発揮できる人材となるよう、私も全力で取り組みます。

 

 

※写真は、大好きなKP(紙芝居プレゼンテーション)法を使って、防災コースの教材を作成しているところです♪

 

災害って何?防災はなぜ必要?

やしゃごの朝子です。

次世代グローバルリーダー事業。私が担当している防災コースの第一回目の授業では、まずはじめに、「災害って何?」というテーマについて、青年達に考えてもらいました。

「人間の生活に深刻な影響をもたらすもの」
「自然現象だけでなく、人間によって引き起こされるものもある」
世界11か国から集まった青年達。それぞれの国や地域によって、直面する災害の種類は異なります。それでも、災害の定義について、出てきた回答はほぼ共通していました。
そして、続いての質問は「では、防災が必要なのはなぜ?」
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防災館で災害体験

やしゃごの朝子です。

 

次世代グローバルリーダー事業。世界11か国からの青年達を連れて、東京都にある本所防災館を訪問しました。

 

この施設は模擬災害を体験しながら学び、もしもの時の防災行動力を身に付けることを目的に、東京消防庁によって運営されています。

 

青年達は、シアターで東日本大震災のケースを紹介するビデオを鑑賞したあと、館内で地震・火事・煙・暴風雨のシミュレーションを体験しました。

 

 

震度7を体験する地震のシミュレーションコーナーでは、いざ揺れが始まると、さっと机の下に潜るのは地震国出身の青年達。それに対して、地震のない国から来た青年達は、やはり一瞬戸惑っている様子。立っていられないほどの激しい揺れという初めての体験に興奮していました。

 

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市民社会組織の立場から、グローバルに声を発信する

やしゃごの朝子です。
 
内閣府次世代グローバルリーダー事業。本日は防災コースの参加青年を引き連れ、国際協力NGOセンター(JANIC)へ。
 
JANICの前理事長で、防災・減災日本CSOネットワーク(JCC-DRR)の共同代表でいらっしゃる大橋正明様より、仙台防災枠組に関する日本CSOによる国際的アドボカシーの成功事例についてご講義いただきました。

JANICは、私が以前スタッフとして勤務していた職場でもあります。東日本大震災以降、緊急支援・復興支援と取り組んできて、近年は国連防災世界会議に向けた防災の提言活動を展開してきたなかで、上司であった大橋さんの強いリーダーシップのもと、その国際潮流のダイナミズムを肌で感じてこられたのは、私にとっても在職中に得られた深い学びとなっています。
2015年に国連で採択された仙台防災枠組みの策定に向けて、原発事故を経験した日本の市民社会組織から提言したかったことは、「災害の定義の中に人災も含めるべき」というメッセージでした。この文言が実際に挿入されるまでの長い道のりには、多くの関係者の熱意と尽力がありました。
普段は草の根レベルで活動する市民社会組織。でも、その声を効果的に束ね、適切な形で発信すれば、国際社会に対して影響力を行使することが可能になります。国連による防災枠組みに、日本社会が経験した原発事故からの教訓が組み入れられたことによって、これを批准する世界中の国家の防災計画の中に、人災に対する視点が盛り込まれていくことになるのです。 
 
身近な防災活動が、グローバルな課題の数々とどういう文脈で繋がるのか、なぜそれらが重要なのか。そして何より、私たち一人ひとりに、世界を変えていく力が確かにあるのだということ。・・・これが、私が未来のグローバルリーダーである青年たちに感じ取って欲しいと願ったことであり、その最前線で日本の市民社会組織を牽引なさった大橋さんにレクチャーをお願いした背景でした。壮大なテーマを豊富な実例とともに非常にわかりやすく解説頂き、お陰様で青年たちにとっても深い学びとなりました。
続く昼食交流会には、JANICやシャプラニールの皆様にもお越しいただき、各NGOでの活動について青年達にお話しいただきました。
また、JANICからお土産として二種類の冊子を頂戴しました。
以前、私のブログでもご紹介した冊子です。日本語のほか各国語に翻訳されており、世界11か国から参加した青年たちに、スペイン語やアラビア語版もご提供いただきました。
そして二冊目はこちら。
実はこれ、私が在職中に担当させていただいたプロジェクト(わざわざ英語版を人数分ご用意くださった大橋さんのご配慮に大感激)!2013~2014年にかけて、東北三県および東京にて支援に関わられた多くの団体のご協力のもと、 一年がかりでまとめたレポートでした。被災現場で活動した多くの支援団体の視点、また支援を受け入れた地元の皆様から出された、沢山の課題を分析して教訓を導き出したものです。支援する側、受ける側。双方にとって適切な活動の在り方について、多くの方に参考にしていただけたら幸いです。
これから社会に出ようとする青年達にとって、NGOの世界は必ずしも身近ではありませんが、社会問題はもとより、地球的課題の解決に向けてダイナミックに活動するNGOの方々は眩しく映った模様。今日の体験で防災についての学びはもちろん、人生の選択肢に関する視野も広がったようです。
 
JANIC在職時にお世話になった皆様に、離職後も惜しみないご協力をいただき、大感謝です。お陰様で、青年達にとって貴重な学びの機会となりましたことに、心から御礼申し上げます。
 
明日はいよいよ横浜に停泊中の船に移動。船上研修が始まります。

あなたなら、どうする?

やしゃごの朝子です。

 

船上研修生活が始まって3日目。今日は防災コース2回目の授業でした。

 

まずは、防災活動を行うにあたって、どんなセクターが主体となるのかについて、ミニレクチャー。なかでも、市民社会組織(CSO)、企業、行政という三つのセクターについて中心的に見ていきました。

 

実はこの三つのセクターは異なるようでいて、大きな共通点があります。それは、三者にとっての利害関係者(ステークホルダー)。CSOにとっての寄付者・被支援者、企業にとっての株主・顧客、行政にとっての納税者・投票者・・・いかがでしょう。一人の人間が、すべて同時に該当する場合もあるわけですね。しかも、それは決して特殊な人間ではなく、一般的な市民であれば、誰でもなのです。つまり、私たち一人ひとりが、防災課題に対して様々なアプローチを選択することができるし、影響力を持ちうるということでもあります。

 

途中、「学術機関はどうなんですか?」との参加者からの質問が。もちろん、大学などの研究機関の役割も重要ですね。これについては、のちにインドで大学の研究機関を訪問して詳しく見てきます。

 

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