◎「福の神になった少年ー仙台四郎の物語」 丘修三(著) 村上豊(イラスト)佼成出版社(1997年1月25日第1刷)
5年生の夏休みに仙台を旅する少年が、四郎の物語と出会う。そんな書き出しの素敵な児童書です。
平成9年度中央児童福祉審議会推薦文化財。
あの水木しげる翁の作品にもなりました。本文には、「仙台の町を歩いていると妙なことに気づく」「あちこちの店で奇妙な写真が飾られているのだ」「子どもだか大人だかわからないようなおかしな男の写真だ」「招き猫とか福助というのならわかるが」「仙台ではこれが”福の神”というのだから驚く」「しかしこれが御利益があるというのだからおかしい」という出だしで紹介されています。
◎「マンガ 幕末仙台庶民伝 オレとシロバカ 特別号 Vol.1」 ひげばあさん(作) 丸善仙台出版サービスセンター
仙台四郎の生きた幕末から明治にかけての仙台が舞台。攘夷派と佐幕派の抗争が激化するなか、城下町仙台に起こる様々なできごとを四郎達<庶民>の目線を通して描く痛快歴史マンガです。インターネット連載中の同名作品「オレとシロバカ」から、第1~10回が特別編集され、ついに書籍化されました。仙台駅西口 アエル1Fの丸善書店さんにて購入できます。
◎「不況を吹き飛ばすという福の神 仙台四郎のなぞ」 粟野邦夫・著 ワードクラフト (1993年11月20日第一版第一刷)
◎「なぜ御利益は必ず訪れるのか!?不思議な福の神「仙台四郎」の解明―その実在と世界の分析―」 大沢忍・著 近代文芸社 (1994年7月15日第一刷)
上記二冊はほぼ同時期に出版されたもので、残念ながら現在は絶版のようです。非常に詳細な取材をしてまとめてくださっています。後に続く数々の四郎に関する物語の根拠として活用されているようです。粟野さん・大沢さんの丁寧な調査があったからこそ、現代でも四郎の物語が生き生きと語り継がれているのでしょう。感謝です。